30代からでも介護職へ転職できる?向いている人の特徴を紹介
転職を検討している方のなかでも、介護職に興味をもっている方はたくさんいるのではないでしょうか。しかし、30代ともなると「今から介護職に転職なんてできる…
もっと見る高齢化社会になって久しい現在、介護関係の職業は日本でもっとも転職しやすい、引く手あまたな業界の1つであるといえます。しかし、その中でもとくに転職しやすいベストな時期があることをご存じでしょうか。今回はそんな介護職の最適な転職時期について詳しく解説します。
転職をする前にまずは現在働いている職場を円満に退社し、気持ちを新たに転職先に勤めたいものです。ここでは、円満退社するためのいくつかのポイントをまとめてみました。
退職(退社)を考えて数日でいきなり退職するのは避けた方がよいでしょう。時期としてはあまり忙しくない時期や年度末を選ぶといいでしょう。また退職の意志を伝えるときには可能であれば退職の3か月前にはいっておくようにしましょう。
退職をするということはさまざまな理由があって退職を決意したはずです。退職するという意志は事前にしっかりと固めておく必要があるといえます。これは転職活動をスムーズに行うためにも大切なことだといえるうえ、現職場で「引き止め」があった際にも自分の意志をきちんと伝えることができるからです。
転職先を探す、あるいは転職先にすぐに転職する、もしくは有休消化で旅行に行きのんびりする…など、退職後の予定を先に決めておくようにしましょう。ただし、スケジュールというのは思うように進まないことも多々あるもの。詰め込みすぎた計画を立てないことも大切です。おおよそ3か月先の予定をたてておくと退職のため、あるいは転職準備として日々の行動指針が明確になるでしょう。
円満退職(退社)においてもっとも重要な事柄です。曖昧な理由だと引き止められてしまったり、退職話がほかの人に流されてしまったりする場合があります。いくつか具体例を挙げてみましょう
・親の介護や看病が必要になった
親の看護や看病はプライベートな家庭の事情として、詮索されにくく、かつ納得してもらいやすい傾向があります。またほかには「家業を手伝うことになった」なども納得されやすい理由の1つです。
・腰を痛めた・体調不良など
自身の病気を理由にする場合、上司から心配を含んだ質問がくる可能性があります。また、それならば体調に合わせた業務内容の見直しをした上で仕事を続けてもらえるよう引きとめられるケースもあります。現状をきちんと話し、現職場でこれ以上続ける気がないということを話しておくことが大切です。
いつ退職するのかをはっきりとさせましょう。介護業界は常に人手不足の業界であるため、退職時期が曖昧になってしまうとそのままなんとなくずるずると続けてしまい、いつの間にか辞めるタイミングを見失ってしまうことがあります。
退職前はやや多忙ですが、通常の業務と引継ぎの業務を両方こなすようにしましょう。引継ぎ事項を書き出し、退職日から逆算してスケジュールをたてます。引継ぎの業務内容は文書化してパソコンに保存しておくことがベストです。そうすると後任者がいつでもそのファイルを開き引継ぎ業務を確認できます。「元いた職場に極力迷惑をかけないよう辞める」というのが大切です。
返却するものは健康保険証、身分証明書、社員証、制服、名刺、会社から支給された書籍やPCなどです。きちんと返却しましょう。対して退職日にうけとるものは雇用保険者証、年金手帳、源泉徴収票の主に3つになります。書類が多く大変ですが、大切なもので忘れないようにしましょう。
人手不足といわれることの多い介護職ですが、転職に適した時期というのがあります。
とくに4月は介護の求人数が1年を通してもっとも多いことから年度末に退職している人が多いと考えられます。求人数が多いということはそれだけ多様な職場に転職するチャンスが増えるといえるでしょう。めったにない人気でレアな求人も見つかるかもしれません。
求人募集が次に多く出るにはボーナス支給後の時期で7月や12月頃のことです。これはボーナスをもらってから辞めようと考える人が多いため、求人も増えるといわれています。事前にその頃から求人をチェックしておくといいかもしれません。
介護業界で転職する際は、転職先に求める条件を整理することが大切です。次の職場で長期に活躍するためにも転職時に重視する条件を整理しておきましょう。
「自分のやりたい仕事ができるのか」「保持している資格や経験を活かせる職場なのか」よくチェックしてみましょう。
月給や年収にも注意が必要です。仕事量の割に収入が少ないとモチベーション維持が難しくなります。手当なども確認しておきましょう。
収入が多くても休日が少ないと疲労が蓄積し仕事を続けるのが難しくなります。「週休二日制か完全週休二日制か」「有給はきちんと取得できる環境なのか」なども確認しておきましょう。
長く務めるには福利厚生にかんする条件も非常に重要になってきます。「退職金制度や年金制度」「育児・介護に関する支援制度はあるか」などがあげられます。職場によっては住宅手当が支給されるところもあります。注意してみていきましょう。
今回は介護職の転職について詳しく解説していきました。いかがでしたか。慢性的に人手不足である介護業界は転職もしやすいですが、一方で、現職場で引き止めにあうケースも多くあります。大切なことは「なぜ転職したいのか」をきちんと自分の中で明確にすることです。転職に適した時期に合わせて求人を確認してみてはいかがでしたか。よりよい条件の介護の求人が見つかるかもしれません。