介護職のキャリアアップ方法!経験年数に応じたキャリアパスを紹介
高齢化が深刻な問題となっている日本では、今後さらに介護職従事者の需要が拡大すると考えられています。そのため、将来的に介護職に就きたいと考えている方も多…
もっと見るこれまで経験したことがない業種への転職、いろいろ不安も多いと思います。介護職への転職を検討していても、失敗したらどうしようと迷ってしまうこともあるかもしれません。確かに転職に失敗してしまうことも少なくないようですが、そうならないための「コツ」もあるので、詳しくご紹介します。
介護職への転職でありがちな失敗を知っておけば、そうならないように対策することもできます。どのような失敗があるのか、見ていきましょう。
介護の仕事は立ち仕事が多く、体力的にきついと感じることが多いようです。利用者の体を抱えベッドから起こし、車いすに乗せる、着替えの介助を行うなど、慣れていないととくに腰への負担がかかってしまいます。
もともと腰に不安がある人なら爆弾を抱えて仕事をするような状態ですし、毎日の積み重ねで慢性的な腰痛に悩まされている人も少なくありません。バタバタと慌ただしく作業をこなさなければならないこともあるし、介護の仕事は体力勝負だということを知っておくのはとても大切です。
介護施設によっては夜勤があり、日勤と夜勤のシフト交代制になると不規則な生活を送ることになります。介護の仕事は体だけでなく神経も使うため、生活のリズムが乱れることで体調を崩してしまう人もいます。
体力が必要なハードワークの介護の仕事ですが、その仕事量に比べて賃金が安すぎると感じている人は多いです。
介護の現場は慢性的に人手不足、シフトの希望が通らない、有給休暇も申請しづらいことが多いようです。
これは介護の仕事に限ったことではありませんが、職場の人間関係が悪くなじめなかったということが退職の理由になることもあります。
求人の内容とは異なる作業を担当させられたり、入社前に聞いていた雇用条件と違っていたりしたというケースもあります。
介護職への転職を失敗させない、成功させるためのコツは次の3つです。
実際に働き始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、求人の内容はしっかりと確認しましょう。応募したいと思った施設を、実際に見学し詳しく調べてみるのもおすすめです。
介護職は体力的にきつい、残業が多いなどあまりよくないイメージがありますが、徐々に職場環境も改善されてきています。たとえば、介護業界全体の5割程度が残業を行っていない、介護技術の向上で体に負担をかけずに働けるような環境に変わってきているなどです。
我慢して勤務するのが常識だと、技術面や待遇で遅れをとっている職場で働き続け、体調を崩してしまうことは避けたいものです。介護業界・介護職の今現在を、きちんと知っておくようにしてください。
転職サイトもいろいろありますが、介護業界に強いサイトを利用することで、希望する条件に見合った失敗のない転職が実現しやすくなります。
慢性的な人手不足の介護業界、求人が多いとはいえ応募しても書類選考や面接で落とされてしまうこともあります。どのような点で不合格となってしまうのか、介護職の書類選考や、転職面接時に見られているポイントについて説明しましょう。
書類選考に用いられる書類には履歴書や職務経歴書などがありますが、この書き方や提出の仕方でもビジネスマナーが身についているかどうかチェックされます。記入する際に、字は下手でも丁寧に書くことを心がけ、くだけた書き方にならないように注意してください。
履歴書に添付する写真も、撮影するときはできればスーツなどきちんとした服装で、ヘアスタイルやメイクも派手にならないよう、清潔感を出すことを心がけてください。きちんと記入しても、履歴書などの書類が折れている・汚れているのはマイナスになります。書類はファイルに入れるなど、きれいな状態で提出できるようにしましょう。
面接時には、服装、身だしなみ、言葉遣いなどもチェックされます。自分は有能だから即戦力になれる、と自信を持っていたとしても、場所をわきまえない服装やだらしない印象を与えてしまえば、不採用になる可能性もあります。
面接ではどのような人物なのか、ちゃんと業務を頑張れる人なのか、質問したときの受け答えや態度でもチェックされます。声が小さく自信がなさそうに答えるよりも、ハキハキと元気よく答える明るい人の方が、雇う側として「欲しい人材」でしょう。
緊張してしまうのも当然ですが、あらかじめどのような質問をされるのか想定し、答える内容を準備して練習しておくのもおすすめです。志望動機は履歴書にも記載するほか、面接でも質問されることがあります。その際は応募先を選んだ理由や、具体的にどのような働き方をしたいのかなど、はっきりと伝えるようにしましょう。
介護職への転職は、実際に勤務を始めてから失敗したと後悔する人も少なくないといいます。そのような失敗を避け、転職を成功させるためにはまず介護職について正しい知識を得て、自分の条件に合う施設に応募することが大切です。また、介護業界に強い転職サイトを利用するのもおすすめ、採用されるための履歴書の書き方や面接のポイントを教えてもらうこともできるでしょう。