介護福祉士からのスキルアップを目指そう!次に取るべき資格は?
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もっと見る介護や福祉業界の求人は今後も増えていくことが予想されるので、介護職を目指す方もいるでしょう。実際にはどのくらいの給料を受けとれるのか、気になりますね。福島県の介護職の平均給料は、相場と比べて高いのでしょうか、低いのでしょうか。そこで今回は、福島県における介護・福祉・医療業界の給料相場について解説しましょう。
介護職は、給料が低いというイメージをもっている方もいるかもしれません。ここでは、厚生労働省による令和2年賃金構造基本統計調査をもとに、福島県の介護職の平均給料について解説しましょう。
まず、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどで働く介護スタッフの平均給料は、約340万円です。東北地方の中ではもっとも高い金額となっています。また、ケアプラン作成などに携わるケアマネージャーの平均給料は約390万円で、こちらも東北地方でもっとも高い金額です。
以上をまとめると、東北地方の中では福島県の介護職の平均給料は高いといえるのです。ちなみに、東北地方でもっとも高くはありませんが、ホームヘルパーとして訪問介護を行っている場合の平均給料は262万円となっています。
介護するスタッフへの負担の大きさなどから、介護職の給料は介護サービスによっても異なります。ここでは、給料の平均額が高い傾向にあるサービスと、低い傾向にあるサービスについて解説しましょう。
介護老人保健施設(老健)とは、看護や介護、回復リハビリを行う施設です。また、特別養護老人ホーム(特養)といって、重度の介護を必要とする高齢者の方が生活する施設もあります。
終末期を迎えた入居者もいるので、スタッフにとっては心身ともに負担が大きいでしょう。これらの老健や特養といった施設では、24時間体制で利用者のお世話をしているので、スタッフの給料は高くなる傾向にあります。
比較的スタッフの給料が低くなる傾向にあるのが、通所介護(デイサービス)やグループホームです。デイサービスでは、夜勤がないので身体への負担は少ないといえます。認知症の高齢者が共同生活しているグループホームで働く場合も、デイサービスと同じくらいの平均給料となります。
可能ならば、給料はたくさん受けとりたいところです。ここでは、福祉や医療業界で働く方が給料を上げるためには、どんな方法があるのか解説しましょう。
夜勤がある介護施設や病院などで働いているなら、夜勤に入ると夜勤手当が支給されます。また、夜勤シフトのみの夜勤専従で働くという方法もあります。すぐにでも収入を上げたいのであれば、夜勤シフトを増やしてもらうのがおすすめです。
介護に関する資格を取得すると、資格手当が支給される場合が多くあります。介護職員初任者研修や実務者研修の資格を取得すると、無資格よりも時給や月給が上がる場合があります。
そのほかにも、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格取得を目指すのがおすすめです。資格取得すれば、より高度な専門知識が身につきます。
また、転職するときにも資格を持っていたほうが、優遇されることが期待できますね。無資格・未経験で介護の仕事を始めたいなら、まずは介護職員初任者研修を取得するのがおすすめです。
同じ職場で長く働くことで、少しずつ時給がアップしていく場合もあります。同じ職場で働き続けるのは、仕事に慣れてしっかりと実務経験を積めます。また、利用者にとっても同じスタッフに長く接してもらえると安心な場合もあるでしょう。
また、施設での貢献度をふまえて、役職者と昇給の交渉をする手段もあります。簡単に給料アップが実現できなくても、相談することで上司が自分に対して何を期待しているのか把握でき、モチベーションアップにつながる可能性があります。
介護施設の施設長や管理者など、管理職を目指す方法があるのです。管理職としての仕事を任されることになるので、手当などがついて給料アップが期待できます。当然ながら責任が増えますが、仕事のやりがいも増えるでしょう。
施設の規模や運営状況などによって、給料の決め方は異なります。そのため、いまの職場よりも高い給料がもらえる職場へ転職する方法もあります。
今の職場で待遇面に不満があり、改善されることが期待できないなら、転職を視野に入れてはどうでしょうか。転職先を選ぶときは、待遇や勤務条件などをよく確認してから入社するのがおすすめです。
福島県の介護・福祉・医療業界の給料相場について解説しました。給料を上げたいのなら、夜勤などの手当支給や時給アップを期待するほかにも、資格取得という方法があります。ケアマネージャーなどの資格を取得すれば、将来的に転職する場合にも有利になる場合もありますね。
少子高齢化の中で、今後も介護・福祉・医療業界で働く人材に対するニーズは続くでしょう。気になった方は、求人情報などをチェックしてくださいね。