30代からでも介護職へ転職できる?向いている人の特徴を紹介
転職を検討している方のなかでも、介護職に興味をもっている方はたくさんいるのではないでしょうか。しかし、30代ともなると「今から介護職に転職なんてできる…
もっと見る就職先を探す際、まずはどこの業界で働くかを決める方が多いのではないでしょうか。介護職はしんどそう、給与や安そうといったイメージがあるかもしれません。しかし、介護職にもメリットがあります。そこで今回は、介護職で働く際のメリットを紹介します。介護職への転職をご検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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介護職と聞くと、体力的にしんどそう、精神的に辛そう、給与が安そうなどマイナスなイメージを持っている方が一定数いるのではないでしょうか。しかし、実際に介護職として働いている人の中には、やりがいを感じて働いている、給与や待遇に満足しているといったポジティブな意見があるのも事実です。
介護の業界は人で不足が深刻な問題となっており、度々ニュースで取り上げられているでしょう。そのため、働き手がいない環境をマイナスなイメージとして捉えている方が多いのかもしれません。しかし、人によっては就労環境に満足しており、必ずしも全員にとって働きにくい環境ではないのです。
たとえば、一人一人のライフスタイルに合う働き方を選びやすいのが介護職の特徴です。介護職は基本的にシフト制の働き方が主流です。そのため、平日・休日、勤務時間に縛られることなくライフスタイルに合わせて勤務時間が選べます。
夜勤はできない、土日は働けないといった条件がある場合は面接時に相談することも可能です。勤務日時が固定されている会社員とは異なり、比較的自由な働き方ができるといえるでしょう。
業界や業務内容によっては、若く体力がないと働けなかったり、男性が大半を占めていたりする職場もあるでしょう。一方、介護職の場合、男女問わず幅広い年齢層の人が働いています。
意外かもしれませんが、介護職で働く女性の中でもっとも多いのは50~59歳の女性です。2番目に多いのが40~49歳となっており、40~59歳の女性で女性の介護職員の約半数を占めているのです。つまり、介護職は20代・30代といった若い世代に限定される職種ではなく、幅広い世代の方が活躍できるといえます。
また、介護職の現場で重要なことは、利用者や利用者の家族の寄り添うことです。そのため、採用試験では学力は重視されず、人柄やコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。年齢・学歴を問わず、やる気次第で活躍の場があるのは介護職の魅力だといえます。
介護職は人手不足が問題となっています。しかし、日本は今後さらに少子高齢化が進むとされており、現状よりも介護の担い手不足が深刻化すると予想されます。
人手不足の業界で働くことはデメリットもありますが、貴重な人材として扱ってもらえるのは事実です。ライフイベントでいったん休職しても復帰しやすく、同業界での転職もスムーズでしょう。また、引っ越し先で新たな職場を見つけやすいこともメリットだといえます。
人は誰しも年をとります。人によっては病気や怪我、時には介護が必要になるでしょう。なお、将来的には親の介護が必要になる可能性も考えられます。
親の介護が必要になったら、介護職の経験が非常に役立つといえます。直接的な親の介護に役立つことはもちろん、介護保険や制度の仕組みについても知識があればメリットになるでしょう。
また、親の介護が原因で、働き盛りの年齢が会社を辞める方も一定数います。介護職であればシフト制のため時間の融通が利きやすく、スタッフ一人一人が介護に対する理解をもっているため相談しやすいでしょう。
介護職はほかの仕事とは異なり、介護福祉士の資格を取得することでキャリアアップをしやすいという特徴があります。介護に関する資格にはさまざまな種類があるものの、国家資格は介護福祉士しかありません。
介護福祉士の試験を受けるには指定の学校を卒業する、または実務経験3年以上が必須です。未経験の状態から資格取得を目指す場合は、実務経験3年というルートが一般的になるでしょう。つまり、介護福祉士は受検資格を得るにもハードルがあり、さらに試験の難易度も高い資格なのです。
しかし、合格できれば、介護に関する知識とスキルを有しているという証明になり、キャリアアップにつながりやすいといえます。職種の中には資格を取ってもなかなかキャリアアップができないケースもある中、介護職の場合は明確な目標をもって働けるのが魅力だといえるでしょう。
介護職で働く場合は、さまざまなメリットがあります。たとえば、介護の現場は基本的にシフト制のため、仕事の融通が利きやすいのがメリットでしょう。家庭と育児のことも両立しながら働きたいという方におすすめの職場なのです。また、介護職は年齢・性別・学力に関係なく、やる気があればだれでもチャレンジできる環境です。実際に、働いている方の多くが40~50代となっています。人手不足からマイナスなイメージをもたれがちな介護職ですが、人によっては働きやすい環境なのです。