30代からでも介護職へ転職できる?向いている人の特徴を紹介
転職を検討している方のなかでも、介護職に興味をもっている方はたくさんいるのではないでしょうか。しかし、30代ともなると「今から介護職に転職なんてできる…
もっと見るみなさんは、介護業界にどんなイメージを持っていますか?「正社員で働いてみたい」「少しだけ興味がある」「なんだか大変そう」など、それぞれの印象があるでしょう。今回は介護業界に興味のある方に向けて、介護業界で正社員として働くメリット・デメリットについて紹介します。
まず雇用形態には、正社員とパートがあります。正社員とパートの大きな違いには、勤務時間と収入の違いがあるでしょう。ここでは、自分に合った働き方は何か?と考えるひとつの指標にしてみましょう。
原則正社員では、8時間労働で週5日勤務になります。介護業界で本格的働きたい方におすすめです。一方パートでは、勤務時間は比較的短く、週の勤務日数も融通がききやすいでしょう。ライフスタイルに合わせて働きたい方にはおすすめです。
また一般的には、施設が入所型か通所型かによって、勤務時間やシフトの組み方に違いがあります。入所型では、早番、遅番、夜勤など交代があります。シフトの仕組みにも違いはありますが、夜勤がある場合は、勤務時間が8時間を超える勤務も多いようです。
正社員であれば、賞与や昇給によって収入アップにつながります。毎月固定収入の確保ができるので、安定したライフプランを築きやすいでしょう。パートになると、ライフスタイルなどに合わせてシフトを組むことがあるため、月によって収入に変動があります。予想外の収入減になる可能性も否めません。
ここからは、介護業界で正社員として働くメリット・デメリットについて紹介します。正社員として働くことを選択する前に、判断材料のひとつとして参考にしてみてください。
正社員として働くメリットは、着実に介護スキルの経験を積むことができます。介護業界では、今後も求められる人材として活躍の場が広がっていくでしょう。またキャリアの形成もしやすく、昇格やキャリアアップに役立ちます。
さらに職場によっては、介護の資格取得をバックアップしてくれる体制もあります。これは資格取得支援制度によって、資格取得のサポート体制を整えているのです。また福利厚生の待遇も、大きなメリットになるでしょう。
正社員は、長時間勤務になりやすいことが特徴です。残業や夜勤、早朝勤務などでプライベートと仕事の両立が難しいことも悩みのひとつでしょう。
大切なことは、働き先を決める前に、残業の有無を確認したり(残業代出るかどうか)、家庭の状況に合わせた勤務体制の希望をもったりしておくことです。また夜勤が難しい場合は、訪問介護やデイサービスなどの通所型の施設がおすすめです。
介護業界で正社員に向いている人は「介護職でキャリア形成したい」「安定した収入をもらいたい」という方です。できるなら、どちらも兼ね備えている方におすすめでしょう。
夜勤のある施設では、夜勤も問題ないという方には向いているでしょう。また介護業界では、人との関わりが中心となる職種です。「人と関わることが好き」「相手の立場になって考えることができる」など、よい人間関係や信頼構築ができる方が望ましいでしょう。
現在日本では超高齢社会に突入しています。その一方で介護業界は、人手不足のところが多くあります。そのため未経験からでも正社員を目指しやすい傾向があります。今後も、介護の人材の需要は高まっていくことでしょう。
介護業界で正社員として働くことで、未経験からでも挑戦しやすく、かつ安定した収入によってライフプランを立てやすくなるのです。
未経験から正社員になることに不安を感じたり、介護職の雰囲気を知りたいと考えたりする方は、派遣という働き方もあります。転職には、業務内容の不安や雇用先とのミスマッチなど心配はつきものです。不安などを派遣先に相談しておくと、介護施設との間に入ってやりとりをしてくれます。
そして派遣の場合は、雇用先が派遣会社になるので高時給や残業代を支払われることも多いのです。また転職エージェントでは、雇用先との間に入って転職のやりとりをフルサポートしてもらえます。無料で相談やサポートをしてもらえるので、利用する価値は大いにあるでしょう。
介護業界は、日によって出勤・退勤時間に変動のあるシフト制が一般的です。そのためシフトの勤務時間をきちんと考慮しているか、公平なシフトが組まれているかは、大変重要なポイントになります。
介護業界は給料が低いイメージがありますが、介護職員処遇改善加算など新しい制度が設立されました。2022年からは賃上げの政策も始まり、介護で働く方の待遇が見直しされています。現在介護業界は、働きやすい業界を目指して動き出しているのです。もし介護業界に興味があるなら、こうした制度の動きも随時チェックすることが大切です。
転職先を探しながら、どのような介護をしたいのかをこの機会に考えてみるとよいでしょう。ひとえに介護といっても、施設の種類や業務内容、働き方などさまざまあるのです。