20代で介護職へ転職するメリット・デメリット

20代で転職を考える人はたくさんいます。そんななかでも、介護職に興味をもっている方は、多いのではないでしょうか。そんな方のために、介護職に転職するメリットとデメリットを、それぞれ詳しくご紹介して参ります。「未経験でもできるものなのかな…」という疑問をおもちの方も、ぜひ最後まで記事を読んで参考にしてみてくださいね。

20代で未経験でも介護職はできるのか

これまで、介護職に就いた経験がない20代の方のなかには「未経験でも介護の業界に転職することってできるのかな？」という疑問を抱いている方も多いかもしれません。結論から申し上げると、20代で未経験でも介護職を始めることは可能です。

介護業界は人手が足りていない、という話を聞いたことがある方も多いでしょう。そのような影響もあり、介護業界では、未経験者や無資格者でも、喜んで受け入れる傾向にあります。日本の高齢化は年々進んでいますから、これからの需要にも期待ができることでしょう。

一口に介護職といっても、どのような形態の職場を選ぶかによって、働き方や仕事の内容は変わってきます。たとえばデイサービスなら、送り迎えをして、施設では入浴などの介助をします。レクリエーションなどをとおして、利用者間のコミュニケーションを図ることも仕事です。

訪問介護であれば利用者の家を訪れ、身の回りのお世話をします。老人ホームのなかにはさまざまな種類があるので、職場によって業務も異なるでしょう。有料老人ホームでは、質の高いサービスが求められる可能性もあります。また、病院で活躍することもできるので、自分に合いそうな施設についても、一緒に検討を行っておくといいのではないでしょうか。

介護職に転職するメリット

20代で介護職に転職することには、メリットも多く存在します。たとえば、その転職のしやすさについては、大きなポイントといえるでしょう。介護職は体力がないと勤まりませんし、人材が不足してもいますから、20代での転職は叶えやすいといえます。選択肢も多く確保できるかもしれませんね。

全国どんな場所にでも介護施設は存在するので、一度経験をしておけば、次の就職先にも困ることがないでしょう。今後の需要も見込めますから、ライフスタイルの変化が予想される方でも、安心して踏み出せるのではないでしょうか。正社員だけでなく、パート・アルバイトや派遣社員など、希望に合わせた働き方ができるというのも魅力的です。

また、早くから資格の取得を目指せる、というのも大きなメリットであるといえます。技術や知識も吸収しやすいですし、自分のなかに、勉強の感覚が残っていれば、より有利になるでしょう。

介護に関する資格のなかには、実務経験が求められるものも多いですし、経験を積んでいくことで、給料のアップにも期待できるようになります。早期にキャリアアップを考えることも可能になるので、興味をもっている方は、積極的に検討をしてみるといいのではないでしょうか。キャリアアップをすれば関われる業務も増えるので、介護職を続けていくやりがいにもつなげられる可能性がありますよ。

介護職に転職するデメリット

20代で介護職に転職することには、もちろんデメリットも存在しています。有意義な検討をするため、ここでは、そのデメリットについてもしっかりと確認しておくことにしましょう。

まず、身体的な負担については考えておく必要があります。介護職は立ち仕事も多いですし、腰に負担がかかるような作業も余儀なくされます。人手が不足している職場の場合には1人あたりの業務量が多い、ということも考えられるでしょう。このようなことについては、覚悟のうえで転職を検討すべきかもしれません。

もちろん、慣れない業務によって、精神的な負担を感じる可能性もあります。また、介護職はシフト制となっていることが多いです。それにより、生活リズムが乱れてしまう、という可能性についても考えておかなければならないでしょう。

自分に合っていないと感じられる場合には「疲労が溜まって仕方がない」「ストレスが解消できなくてつらい…」という状況に陥ってしまうこともあります。健康管理などについても対応できるよう、工夫を考えておく必要があるかもしれませんね。

さらに、介護職に就いている方のなかには、年収について不満を感じている方も多いようです。この点もデメリットとして、理解しておくべきといえます。「負担に対してつり合いがとれていない！」と感じることを防ぐためにも、転職活動を行う際には、さまざまな求人をよく比較して、選択する必要がありそうですね。

まとめ

介護職に転職することにはデメリットもありますが、メリットもたくさんあります。20代で転職を考えている方は、積極的に介護職も候補に加えてみてください。もちろん、介護職に転職をすることに決めたら、どのサービスを選んで仕事探しをするかも重要になります。現在、サービスはさまざまに存在しているので、慎重に比較や検討を行って自分に合ったところを選び、納得のいく就業を叶えられるよう行動するようにしてくださいね。