【例文あり】介護職の志望動機の書き方を年代別に紹介!
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もっと見る高齢化が深刻な問題となっている日本では、今後さらに介護職従事者の需要が拡大すると考えられています。そのため、将来的に介護職に就きたいと考えている方も多いかもしれませんが、気になるのがキャリアについてではないでしょうか。そこで本記事では、介護職のキャリアアップを方法について解説します。
せっかく仕事をするなら、やりがいをもって働きたいと考えている方も多いでしょう。やりがいの感じ方は人によって異なりますが、一つはキャリアアップを目指すことが挙げられます。ただ、どの業界で働く場合にもさまざまなキャリアアップの方法があり、自分自身の目指す姿と照らし合わせながらコツコツと経験や知識を習得するのが大切です。
たとえば、介護職でもキャリアアップの方法がありますが、いくつか選択肢があります。まず、介護職に関連する資格を取得するというのが初歩的なキャリアアップとして挙げられます。
ただし、一口に資格といってもさまざまな資格があり、その中でも介護に関する唯一の国家資格が介護福祉士です。介護福祉士の受験資格を得るには、人によりますが3年以上の実務経験を必要とされるケースが多いです。さらに試験の難易度も高いため、資格取得後は介護の知識や技術を持っている存在として活躍でき、キャリアアップにつながるでしょう。
さらに、介護福祉士の取得後、さらに上級資格にチャレンジするケースや、管理職や施設長などの役職を目指すケースなどのキャリアアップのステップもあります。自分自身が現在どこのステップにいて、将来どのようになりたいのかによって描くキャリアパスが変わるといえるでしょう。
介護の業界は、有資格者だけしか働けないというわけではありません。介護の学校に通ったことがない、介護に関する資格を持っていないといった、未経験・無資格の方でも働きはじめられます。
ただし、有資格者と無資格者では知識や技術が異なるのはもちろん、対応できる業務の内容にも違いが生じます。さらに、給与や待遇にも差がでるため、未経験・無資格の状態で働き始める方の多くが、最初のキャリアアップとして初任者研修の取得を行います。
初任者研修は、スクールへの通学とオンライン授業を合計130時間受講し、試験を受けると取得可能です。介護に関する基本の知識全般を学ぶことができます。
なお、初任者研修の取得後、将来的に介護福祉士の取得を目指すのが一般的なキャリアアップの流れとして認識されています。介護福祉士はさらに高度な知識・技術を必要とし、介護関連の資格の中では唯一の国家資格となります。初任者研修を取っていなくても受験することは可能ですが、介護の基本的な知識がないまま受検しても合格するのはむずかしいでしょう。
なお、介護福祉士の受験資格を得るには3年以上の実務経験を必要とされるケースもあり、受検資格を得るにもハードルの高い資格だといえます。ただし、介護福祉士の資格を持っていると、介護に関する幅広い知識や高度な技術を有している証明になるため、将来のキャリアアップや転職に有利になるでしょう。
介護福祉士をすでに取得している、介護経験が5~10年以上あるという方は、歴の浅いスタッフよりも一歩先のキャリアアップを目指す領域に入ります。なお、まったく異業種に転職するケースもありますが、一般的には介護に関係する業界の中でキャリアを形成していくことになるでしょう。
たとえば、介護福祉士の取得後、多くの人が取得を目指す資格にケアマネジャーがあります。ケアマネジャーの主な仕事は、要介護者やその家族に寄り添い、ケアプランの作成や介護給付費の管理などを行います。介護を必要とする人と、介護サービスを提供する事業者との橋渡し的存在として活躍することになり、給与アップが見込めます。
さらに、看護師を目指すケースや、施設長、管理職を目指すケースも珍しくありません。そのほか、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と呼ばれる、リハビリに関する資格を取得する方もいます。
理学療法士や作業療法士は介護施設との関わりが深く、介護とリハビリの両方に精通していると重宝される存在になるでしょう。つまり、介護福祉士を取得したらキャリアアップがストップしてしまうのではなく、新たにチャレンジできるステージが広がるのです。
介護業界で働く場合、経験や取得している資格によってキャリアアップの選択肢が変わります。未経験・無資格で、実務経験が浅い場合は、初任者研修を取得し、経験を積んで介護福祉士を目指すのが一般的でしょう。
一方、介護福祉士の資格を取得している、実務経験が5~10年以上あるという場合は、キャリアアップ選択肢が広がります。たとえば、ケアマネジャーの資格を取得したり、施設の責任者、管理職を目指したりするケースが挙げられるでしょう。自分自身の将来なりたい姿を想像し、きちんとキャリアアップのプランニングをするのが大切だといえます。